凶を恐れない精神と《人間万事塞翁が馬》

2018年1月24日人生向上コラム

こんにちわ!命理研究生の菊乃です♪

今日は大寒波ということで寒さで凍えそうな菊乃です・・・。寒いよう。こたつから出たくないよう!!関東で大雪も降ったことからせっかくなので「冬の精霊:化忌」の話をさせていただきたいなと思いました!凶星に沿って、凶とは何か、人生の冬期について書いてみようとおもいます。

お付き合いいただければ嬉しいです!

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化忌

季節の精霊↓↓↓↓

化忌「冬の精霊」は一般に凶意を持っています。困難・損失・囚われがあります。

四化の記事でも書きましたが、春・夏・秋・冬という季節の流れの中で「冬」というのは現在不要な物を見つめ直す為の大切な時期・内省の時期です。

春・夏・秋で外で経験を積んだり収穫したりしたら、その蓄えを糧に冬は家の中で「じっとおとなしく」冬が過ぎていくのを待ちます。現在は文明が発達して冬も活動できますが、自然界では冬は冬眠の時期です。これは人間の人生の困難期にも言えます。

困難な時期

では人生を四季で例えた場合冬がなければどうでしょうか。一年中花が咲き乱れますか?菊乃は違うと思います。ずっと春という概念は「無」です。無という事は終わりも再生もなく「無機質」という意味です。造花・虚像・嘘・無機質・作り物です。冬があるからこそ、人は時間を与えられ、生命として活動していく事ができます。

冬には冬の美しさがあります。冬がなければ春の花を美しいと思うこともありませんし、冬がこなければ木々の葉は落ちる事もなく新しくもなりません。人間が成長するという事は新しい春を迎え、冬を過ごし・・・を繰り返すということです。終わりはなく、自然の摂理です。冬が来るたびに「あぁ人生が終わる!!」と思う人はいないでしょう。

それは「冬が終わったら春が来ることを知っているから」です。だから困難な時期は「春がくるまでまとう」という姿勢が大事で、そしてそれを教えてくれる学問は占術以外にありません。学校の先生も、職場の上司も、親も、尊敬する人も、誰も貴方の人生の冬も春も知り得ません。少しばかり予測を立てることができる唯一の学問、それが占術です。

落ち葉は人間関係にも

人間関係とは木々の葉っぱのようなもので、成長に伴いたくさんの人々と出会い、それが成長の糧になります。でも冬がくると一度葉っぱは全て落ちて、新しく再生します。人の出会いも一度失う事で新しく再生していったり、不要なものがなくなったりします。人生に困難が訪れたということは、どこかでこのままいっても成長しない、悪循環、私利私欲、雑念、嫉妬など負の要素がが増えてきたということです。

[ 結論]冬は浄化の時期。

という事は、冬というのは浄化の時期とも言えそうです。菊乃も振り返れば、困難の時期にたくさんのものを失いましたが、実は現在が幸せで全く後悔も悲観もしていないのです。逆にあの困難がなければ現在の幸せはなく、狭い世界で狭い思考とルーティンワークの中で生きていたかと思うと過去の困難に感謝さえ覚えます。

人間万事塞翁が馬

今回、何が伝えたかったかというと「人間万事塞翁が馬」というコトワザです。

一見、幸せそうに見えても結果的にそれが吉にはならなかったり、不幸の真っ只中で死にそうな憂き目にあったとしても結果としてそれが幸福につながる。という意味です。

人生の困難な時期は必要です。無理に変えなくても良いのです、困難を受け入れる精神を作ることが一番大切なのです。

運勢が味方しない時期の開業

そういえば、菊乃は人生が一番困難な時期とやってはいけない時期に思いっきり動きまくって開業しました。笑 結果は、ご想像通り、冬の時期だったので種をまいても実りませんでしたが、結局その冬の時期によって土壌が肥えたことにより現在のルート的には幸せになっていますし、今後は運勢を読んでじっくり開業に向けて準備していきたいと思っています。

なので開業のご相談も失敗談・成功談の面からお話させていただくことができると思います^^

占いでは

占いをしていく中で、菊乃は極力「凶事」は話したくないな。。と最初思っていたのですが、自分の体験を思い出して考えてみると、人様の吉凶を占い師が勝手に変えるなんていう事は不可能ですし、多分運勢に後押しされてどんな形でも運勢を全うするようになっているのではないかと思うようになりました。

では、どうするのか、というと、やはり本人が自覚するのが一番だと思います。そして、できるだけ「冬に備える準備」という事に専念していただけるようになればな・・・という思いもでてきました。

貴方の人生で必要な物・いらないものを整理しましょう。

人生は旅に捉えられる事がしばしあります。貴方の旅のスタイルはどんな旅ですか?

沢山の用意と物を必要とする旅なら財力が必要です。そういう意味でお金は必要ですし求めるのもわかります。でも、それって本当に必要ですか?

見栄えは必要?

【高い服】は何のために必要ですか?異性を惹きつける為の武器ですか?それとも自分の権威を見せる為の象徴ですか?それとも、TPOに馴染ませて人に嫌な思いをさせないための優しさですか?

家があると幸せになる?

【家】は何のために必要ですか?家族の帰る場所のためですか?快適に過ごすためですか?家があると幸せですか?

地位があれば自尊心が満たされる?

【地位】は何のために必要ですか?すごい事を誇示できたら幸せですか?

上記には別に戒めなどありませんし正解も不正解もありません。そして、要ると思っていても、本当は不要だったものを無くしてくれるのが冬の時期です。また、「本当に必要な物」を考える思考力は大切だと思います。本当に必要なものってそんなにないんですよね。

「欲しい」という気持ちと「必要であるか」は別の次元ですし、

「目先の少欲」と「大欲」は違います。目先の少欲は他人が持ってるものが羨ましいとか、自分を誇示したいとか自分だけの自分本位の欲望です。でも、大欲は世間や社会の大きな枠組みに足りない物を補充し、保持していきたいものを守り、成長させていきたいものを目指す大きな欲望です。

菊乃が目指す人間像は「手ぶらで(物を持たず)大欲だけもって軽々と世間を渡っていく」事です。自由とは本来そういう姿だと思っています。そういった生き方をするのにも、人間万事塞翁が馬の精神が必要で、目先の一喜一憂に左右されない精神状態を目指していきたいと思っています

菊乃の大欲は日本の為に尽くしていきたいと思っています。孫の代に私たちが残せる物は物ではなく、精神だと信じています