比肩〜ひけん〜の知識全般
こんにちわ！命理研究生の菊乃です。
今日からは変通星（へんつうせい）の詳しい解釈をつけていきたいと思います
紫微斗数では星と仲良くなったので
四柱推命の星とも仲良くなるためにちょっとずつ落とし込んでいきたいです！
それでは今日も菊乃の占い勉強を皆さんとともに頑張っていきたいと思います〜＾＾
比肩（ひけん）
比肩とは＜主体性、自主性の星＞
比肩とは他人と自分を比べることで自分を見出す星です。そのことから自主性、独立性、主体性という意味になり、独自性を発揮していきます。アイデンティティーの星です。
それゆえ、拘束をきらい、自由を求めるます。誰かに頼るのは自分の心に反し独自の探求をしてみたいという気持ちが強くなります。自分を向上させていくため、社会性が強く職業・仕事に対する気持ちも人一倍あり困難にめげません。
わりとビジネスライクな部分があります。割り切り上手なのですが、ゴマをすったりおだてたりがうまくできずに問題を起こすことも。
柱ごとの性格
比肩×年柱（幼年期：親先祖関係）
年柱に比肩があると幼年期や親や目上に対しての自分が垣間見えます。自我を表す比肩が目上に対して発揮されますので頑固で執着心が非常に強くなり、地位や権力などを守ろうとするものがあると意志がさらに強くなります。他人と比べたがるので一人で活動できる環境がストレスも少なくおすすめです。そのほうが才能を充分に発揮する事ができます。
比肩×月柱（青年期：友人兄弟関係）
月柱に比肩があると社会に出てからの態度や親や兄弟や友人に対しての自分が垣間見えます。とても忍耐強くマイペースです。同年代の他人と競争意識が働くので人の意見を聞いているようでいて実際は聞き流しています。常に守りの意識が強い事が特徴で、厳しい環境を耐え抜いて成果を出そうとします。
比肩×日柱（中年期：配偶者異性関係）
日柱に比肩があると現役を引退し自分や配偶者に対しての自分が垣間見えます。根気があります。何を言われても文句を言わず、周りの意見に逆らいませんが、ある程度成熟しているためただ状況を見守ることに専念し、あまり自ら率先して動かそうとはしません。物事が上手くいかなくても忍耐強く見守るのが特徴です。
比肩×時柱（晩年期：子供子孫関係）
時柱に比肩があると晩年期の自分や子供や子孫に対しての自分が垣間見えます。守りの意識が強過ぎるため、追い風が吹いても大きな発展は期待できませんが、自分の道を真っ直ぐ信じて堅実に努力を積み重ねて確実に成果を上げる事ができます。
十二運との組み合わせ
比肩×胎
比肩の力が弱いので、若い時に変化(例えば養子や遠距離の引っ越しなど)が起きやすくなりますが、比較的、新しい環境に馴染むことができます。また、新しい環境の発展にも尽くします。
比肩×養
比肩のパワーは順調に育っています。自分又は兄弟が養子に出やすくなります。助けて貰う事は少ないですが、仲間や兄弟を助けながら、自力で運を開いていく力があります。
比肩×長生
比肩（アイデンティティ）がどんどん育ちやすい環境です。幼い時に大変厳しい環境でありながら信念を曲げず、ひたすら努力を積み重ね、年を追うごとに恵まれるようになります。ただし兄弟関係のトラブルに巻き込まれやすく、注意が必要です。
比肩×沐浴
比肩の自我と思春期のようなパワーが重なります。非常に思い込みが激しく注意力に欠けた行動をしやすい傾向です。そのため、人生の波が大変大きくなり、生家との縁も薄く、家系の恩恵を受けにくい傾向です。沐浴の自由や波乱の移転も受けて転居も多くなります。
比肩×建禄
比肩の自我が猛威を振るっている状態です。自力でなんでもできます。知識も豊富で考えて行動できるため、頑固でありながらトラブルを回避しようとします。他人から援助を得られにくい状況を作ってしまいますが、自力で運を切り開く事ができる力を持っています。どこにいても目立つため。、その才能を妬まれて、標的となりやすいため注意が必要です。
比肩×冠帯
＜比肩建禄＞は特別な格です。優れた才能をもっている人が多く自分の道を突き詰める人生を送ります。比肩の自我がパワーよくコントロールされます。勢いがありながらも熟考し、行動する事ができます。頑固な割には表に出さない強かさがあるのでトラブルは比較的少ない傾向です。ただ身内には自我の強さがストレートに行ってしまう為血縁からの援助が得られにくくなります。計算しながら自力で道を開いていくスマートな道を模索します。
比肩×帝旺
自我のパワーが極まっています。自分中心で、人の事情を全く理解しようとはしません。自我が強過ぎて、自らトラブルを生みます。波乱万丈な人生となり、協力者を得にくい傾向です。若くして結婚する事が多いのですが、離婚もしやすい傾向です。とにかく自分が強すぎて周りが見えないような膨大な大きさの自我を持ちます。
比肩×衰
比肩の自我に衰えがきますが、パワーは表にでませんがその分内面、自分の考えに固執します。真面目で不愛想な感じを与えます。血縁関係のご縁が薄くなりますが意地っ張りで人に頼らず孤立します。
比肩×病
比肩（自我）のパワーは休止されていますが、波乱は活動しています。子宝に恵まれにくい傾向です。自分でトラブルを起こすのではなく血縁関係から迷惑を受けやすいため、とにかく早めに離れていた方が無難です。
比肩×死
比肩のパワーは物理世界を離れました。通常と大きく価値観が異なりますが、自分の似た配偶者を得ると運気が安定します。ただ、血縁者からはやはり恵まれず家庭運には恵まれません。
比肩×墓
血縁者には恵まれず、どちらかというと縁がなくなったり離別の暗示があります。早めの孝行をしておくとよいでしょう。血縁者のかわりに夫婦仲に恵まれますので腐らず自分を信じて行動することが大事です。
比肩×絶
血縁者には恵まれないのに金銭面などで頼りにされます（いいように使われそうです）自我が働かないため、断れず安易に受けてしまいますが、自我の拠り所を配偶者にすると安定します。
比肩とは何か菊乃的に
はい、今日もお勉強お疲れさまでした！！
比肩さんと仲良くなれましたか？
比肩さんとは、つまるところの「自我」です。
アイデンティティです。
「私以外わたしじゃないの」
的な感じです。
そしてその「自分」という芽を出すには人と同じことをやったり人に迎合することは自分の心が許せません。
そのため自ら波乱を招いて「自我」を研ぎ澄まさせようとします。
「鋼」が「刀」になるために何度も打たれるように
自我も「研ぎ澄ますため」に「波乱」がセットで用意されています。
ただ、十二運によってその波乱の状態が異なります。
「自分」が＜強すぎて＞波乱を起こすのか
はたまた
「自分」が＜弱すぎて＞波乱を起こすのか。
比肩をもっている人の課題はつまり
「自分との戦い」です。
「自我をコントロールできる中庸・バランス」を得ることを目標に
頑張っていきましょう！！
菊乃も比肩ですからね！自我をコントロールするの、大変ですが、やりがいのある修行ですね！