十二運って？命式を読む

2018年4月2日2018年4月4日四柱推命

こんにちわ、命理研究生の菊乃です🎶

今日は四柱推命の鑑定に使われる

「十二運」を勉強していきたいと思います！

十二運を知ると四柱推命がより身近に感じられる

「パッと鑑定できる」方法となっています

初学者でも無理なく看ることができるのでオススメです

それでは一緒に勉強してってみましょう🎶

Contents

1. 12運とは
2. 人生の12サイクル
3. 十二運の詳細

12運とは

十二運とは四柱推命でよくでてくる日干をもとにそれぞれの十二支の強弱を表したものです！

地支から導かれるので、別名「地支星」とも言われています。

十二運は人の一生を12の状態に分けたものともいわれています。

ちなみに四柱推命は人生を「木」と思ってもらうとわかりやすいかもしれません。

木を切ると年輪がでてきますよね。

日柱は若年期ですので中心部

月柱は伸び盛りの中年期で真ん中あたり

年柱は伸び終わった外回り

時柱は木の皮のあたりで、年取って外からどのように見える気になったかを表していると思います。

人生の12サイクル

まず12運は人生の12サイクルを表しています。下記にまとめてありますので、人生の成長に沿って覚えてみましょう🎶

十二運	意味
胎	中庸運…母胎。養子・甘え・脛をかじる・夢想。
養	中庸運…生まれたばかりの赤子の状態。養子・色情・人の面倒を見る・楽天的・自分の城をつくる。
長生	吉運…素直に育っている状態素直・温厚・円満・温和発展・長者の風。
沐浴	荒れる運…思春期の敏感で難しい時。反抗期でもあり、社会に出て苦労し荒波にも逢いやすい。軽率・移り気・物事が定まらない・色情・肉親の生死別。
冠帯	強運…成人して冠を戴くという元服の様な意味の時期。パワー全開自信過剰・強気・若気の至り・智徳・宗教性・人気。
建禄	強運…働き盛りの壮年で、財産を成し、一家を構えて安泰する。独立・成財・社会的信用大・頭領・才量あり。
帝旺	最強…頂点に達する旺盛運だが、昇り切った運は衰退への兆頭領運・勝気・強過ぎて凶・浪費・極端・養子。
衰	衰運…頂点を過ぎ衰えはじめる。人生で当てはめれば初老を感じる年代。老成・控えめ・消極的・慎重・保守・内向的・学者・技術者。
病	衰運…衰えとともに病を得る意味が。気力は欠けるが風流心には富む。潔癖・神経質・病気・医者・医療関係・風流・芸能・ボランティア。
死	休囚運…死んで全てが止まったエネルギー状態。引っ込み思案・不決断・淡泊・一徹・技術。
墓	休囚運…字の通りお墓に入った状態。貯蓄・理財・陰気・墓守・宗教性・歴史・先祖・過去。
絶	休囚運…死んで肉体は絶え、魂が転生しようとする段階。お人好し・軽率・極盛転落・拘らない。

十二運の詳細

十二運の状態をみればどのような人生か一目である程度占えます。

自分の12運を確認してみましょう！詳細を載せておくので、自分の命式にでている十二運をみながら自分の性格や中年期の状態などを探ってみましょう🎶

1.胎/たい

お腹に宿った状態のエネルギーです。

守られた状態ですくすくと育ちます。交際が上手で話も巧みですが、努力とか勤勉を嫌う傾向があり、実行力に欠けます。従って人の信頼を一度は得ることができても永続的にその関係を保つことは難しいようです。人から頼まれたことは嫌な顔をせず、引き受けますが約束が果たせないことも多くあります。性格は従順で暴力を嫌い、上品に振る舞います。

■長所
母体の中にいるエネルギーなのでパワーは表に現れません。冒険的なことは嫌いでじっくりと腰を据えて成功するタイプ準備と用意が良く、夢と希望に満ちあふれています。注意深く、礼儀正しく、慎重さがあります。

■短所
閉じ込めれた状態とも言えます。表に出ようとする気力はありますが、何もできないのでフラストレーションがたまります。どんなに万全に準備をしてもうまくいかないことが多い損な運勢の傾向があります。

2.養/よう

生まれたばかりの赤ちゃんです。のんびりと落ち着いた性格で、どんなに忙しい環境でもこせこせと動くことはありません。愛されるタイプでもあり、愛嬌のよさがあります。伝統のある仕事を長い間かかってやるようなタイプです。

■長所
今からが伸び盛りの状態。吸収力は人一倍です。人よりも２倍働き、人よりも努力し、何事も一生懸命にやります。根気良く物事を継続して処理することができます。お金の使い方にも余裕があって、収入にも特に困ることはありません。

■短所
一生懸命にやりますが、苦労が多く、ポイントをついた行動をすることが少なく実りが少ない。または全く努力をせず、怠け者でダラダラとお金も使う傾向があります

3.長生/ちょうせい

素直に育っている子供の状態です。デリケートで潔癖さを感じます。性格は内向的で自分の意見を述べる場合もちょっとおどおど。弱々しいぶんよく人を見ています。ですので人の気持ちを察するのが得意で、周囲から好感をもたれます。安泰の生活を送れますが派手さとは程遠いため成功を掴むということは難しいでしょう。

■長所
純粋で活発で誠実。生まれたばかりのエネルギー状態ですので、新鮮で暖かみがあって柔軟で細かいところまで気がつきます。

■短所
世間知らずで世情に疎い面があります。生まれたばかりの弱いエネルギーですので無防備です。無気力で他人の力をあてにした人生計画になりやすいでしょう。人を説得する力がなく人の言うなりになることがあります。

4．沐浴/もくよく

自由と改革と波乱の星です。心の中は葛藤で満ちています。目的を持ちにくく注意力に欠け、継続的に物事を成し遂げることは不得意です。感情のままに行動してしまうところがあり、人生の波が多く成功したり失敗したり浮き沈みの多い人生となります。住居を転々と変えたり、転職を繰り返したり人生に一貫性がなくなりやすくなります。

■長所
葛藤を糧に古きを壊し新期を求めます。新時代を求めるので情報に敏感です。進歩的で革新的な生き方をします。この迷いと葛藤を力に変えることができれば良いのですが、力はまだ弱いエネルギー体ですので自力で成し遂げるには相当の覚悟がいります。

■短所
移り気で迷いやすく一貫性がなくなりやすいです。気分のままに人生をあてもなくあゆむと取り返しがつかなくなるので資格などつぶしがきく技術をもつことをオススメします。

5．冠帯/かんたい

最大の強運です。強運の持ち主で自尊心も大変強い。言うなれば武将のような荒々しさがあります。どんな場合でも自分の立場を有利に運ぼうとし、身勝手な行動に出ることもあります。他人には批判的で、敵をつくることになりやすい傾向です。しかしバイタリティにあふれているのでどんな困難な環境にあっても、決して弱音をはくことなく最後まで独力でやりぬくパワーがあります。武将なので相手に頭を下げたり、押さえつけられるのが嫌いです。部下に接する場合も将来、自分の実利になりそうな人間には良く面倒をみますが、そうでない人間には面倒を見ない策略的な傾向があります。

■長所
発展を直前に控えた準備段階のエネルギー状態です。勢いがありハツラツとしています。自分の良いところをうまくみせる振る舞いが大変上手です。華やかできらびやかに自分を見せます。

■短所
外見ばかりで無駄が多く実利がともなわない傾向があります。表面だけ飾って調子が良いのですが中味が伴わない傾向があります。

6．建禄/けんろく

なんでもできる王子様タイプ。まだ王様になっていない状態ですが、名君のように頭がきれるタイプです。ものの見方、考え方が非常に緻密であって、表面には現れませんが神経質な面があります。義理がたくて堅実でそのために危険性のある投機のような仕事にはあまり興味を示しません。頭がきれますので、先を読み過ぎて大きく伸びるチャンスを逸することがありますが、企画力や技術力に対する才能はもっていて肉体的よりも知的な仕事がむいています。

■長所
エネルギーも高く、現実的に影響を及ぼせる力量があります。積極的で意欲があり、勢いがあって着実に物事を成し遂げるパワーがあります。

■短所
まだ全体像が見えず目先に走りがちです。落ち着かずきょろきょろして計画性がない傾向があります。自分の力の範囲でしか物事を考えられず帝王にはまだなれない状態です。

7．帝旺/ていおう

キングプ王様。自尊心が高く、人に使われているのが心から嫌なタイプです。サラリーマンなどの雇われで一生終わるようなことはなく何らかのチャンスをつかんで必ずといっていいほど独立するようです。サラリーマン中は運気は荒れるでしょう。パワーはありますが無謀なことはせず慎重なところがありますので内気に見える場合もあります。どんな環境でも決して弱音をはくことなく、どんなに困難な環境に陥っても威勢良く振る舞います。また大変義理がたくて、物をもらってもそのままにしておくことができない。人に施しを受けることをプライドが許しません。それは他人に限らず身内でも施しを嫌います。他人に迷惑をかけるのを極端に嫌い、たとえ銀行などから借金をしても他人や友人には迷惑をかけることはありません。

■長所
一番最高のエネルギー状態ですので、とんとん拍子に発展し頂上まで登りつめるパワーがあります。気が強く競争には勝利し、あらゆる困難を排してバリバリやっていきます。ただこのパワーが波乱を呼ぶことがあり、平坦な人生にはなりにくいでしょう。

■短所
ワンパンのところがあります。自分の強いエネルギー状態が災いして、傲慢で人の言うことを聞かす、人を見下し敵を多く作ってしまう傾向があります。自分の力だけが頼りであり人は頼りにできないという我の強さがあります。

8．衰/すい

栄華を極めた後の悟りを持ちます。性格に円満さがあって他人と争うことを好みません。温順で真面目にコツコツと働きますがそれだけに積極性とか覇気とかいったものは表面にでません。自分の能力や実力は常に控えめに見積もりハッタリをかけて行動することはまずありません。

■長所
エネルギー状態が最高まで行った後の落ち着いた状態ですので、冷静でやや消極的でありますが安定して物事を卒なくこなします。

■短所
消極的で意欲がありません。沈滞と停滞ムードが漂い良い面もあまりでませんが、悪い面もでない状態です。

9．病/びょう

病の状態です。肉体に限界がきていますので肉体よりも精神に心が傾きます。内面的には、取り越し苦労が多く、将来のことを考えて不安に悩む傾向がありますが、表面にはなかなかそういったものを出すことはありません。社会的な交際もあり、人から信用され、世話役を引き受けることも多いのですが、家庭に入ると不平不満を漏らすことがありおおらかなゆとりさに欠けます。マイペースの固い人生を歩みます。

■長所
秋の憂愁の季節のような精神状態です。敏感で先見の明があります。相手の動きを的確に捉えて自分の行動や指針を修正するので大きなトラブルにはなりません。

■短所
過敏で物事に動じやすく、不安で落ち着きません。いつも心は鬱屈としています。物事の考え方や行動が弱々しく力がなくこせこせしています。

10．死/し

肉体がなくなった状態です。とらわれるものがなく感受性豊かです。清廉潔白で外面が明るく勤勉な努力家です。また器用で趣味が豊富で音楽やスポーツ、芸術など広い範囲で人生を楽しみます。楽観的で自分の実力に応じた人生を無難に歩みます。何か特定の分野において専門的な技術や研究に優れていることが多いのが特徴です。

■長所
エネルギーは停止しています。規則正しく継続的に根気良く物事を処理することができます。しっかりと現在のおかれた環境に根づいて動かない状態です。

■短所
物事がすべて停止する状態です。何があっても反応を示さずどんかんで心が動かず、冷酷です。とにかくコチコチに物事が固まった状態ですので、発展も衰退も何も動きが無い状態です。

11．墓/ぼ

女性的で堅実型でコツコツと浪費せずに人生を歩むタイプと、経済観念が豊かで事業家として成功するタイプの２通りがあります。しかし基本的には保守的で忍耐力があって根気よく勤勉に働く人です。若くして成功するということはなく、中年以降になって堅実な事業で成功することが多いようです。お墓のなかにいろいろ隠しています。本音・お金・可能性をつめた金庫という意味もあります。

■長所
表面的には何も活動していないように見えるが、中では芽生える準備がされている状態です。従って、伝統や規約を重んじて、仕事においても派手さはなく蓄積にコツコツと励むタイプとなります。経済観念に優れていて浪費することはありません。

■短所
かたくなに組織の規律や規則に縛られ融通がきかない状態です。頑固で古臭くケチな面があります。浪費することはありませんが、必要なものにまでお金を使うことが決断できない面があり守銭奴的なことで人の反感を買います。

１2．絶/ぜつ

肉体がないので現生に執着がありません。そのため、出世の為の策略とか陰謀とかいったものには無縁のタイプです。しかし一つのことを粘り強く飽きずにやることが不得手です。魂のようにゆらゆらあっちこっちに移ろいます。落ち着いて物事を処理するのではなく、何にでも新しいことに着手しては放りなげる性格があります。人を疑うことができませんので、だまされたりすることも多いようです。