【おもしろ四柱推命】基礎《天干地支》己丑・己卯・己巳・己未・己酉・己亥

2018年2月13日四柱推命, 東洋占星術基礎, 算命学

こんにちわ!命理研究生の菊乃です♪

今日は四柱推命の天干と地支の組み合わせで

土の陰である《己》を少しづつ読み解いていきたいと思います!

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つちのと と読みます。

土の陰で「砂」とか「畑の土」を意味します。

己の全体的な性質は、戊と一緒で地に足がついた真面目な性格です。

陰性であることから控えめで、さらに土はさらさらと風で飛んでいくところから戊よりも自由な気質が伺えます。

 

己丑

つちのとうし と読みます。

冬の土です。冬の土は肥えています。木々に栄養を取られませんし、秋に作物が枯れたものが冬、土を肥やしてくれます。そのため冬ですが、己丑の性格は穏やかで、冬の雪解けを焦らずじっくりまっている状態の土です。

己丑の性格は、上記のことから穏やかでのんびりしています。自然体であるがままを重視します。競争社会には向かない・・・というか本人がまったく興味がないため、のらりくらりと競争から外れていきます。ただ、土は肥えていますので、そんな状況でも年が経つにつれて容量を覚え、ウサギとカメのカメのように最後は誰よりも早く目的を達成します。

 

己卯

つちのとう と読みます。

春の土です。すでに草花が生えて綺麗な風景ですが、土は根を張られ栄養を草葉に送っている状態です。土の上に草花が生えていますので、一見まわりからみると優しくおとなしそうなのですが、視野が狭くなりがちです。

己卯の性格は、上記のように大人しそうで控えめに見えます。草花に栄養をあげているので、人助けやサービス精神にも飛んでいますが、元来は頑固です。ただ、二重人格というわけではありません。必要にさまられた場合に、頑固さがでてきますが、パワーは弱いので、あまり重大にはなりません。周りがギャップで驚くぐらいでしょう。本来は草花を携えたほがらかさがあるので人の笑顔のために頑張れる人です。

 

己巳

つちのとみ と読みます。

初夏の畑です。草木よりも作物を育てることのできる栄養にあふれた土です。見た目は地味で控えめなのですが、内心や見えないところで素晴らしいものを育てています。

己巳の性格は、野菜を育てる畑のような母性を持ち、どんな物も深い愛情を巧みな世話で育て上げます。見た目は控えめなのですが、その才能は類まれなるものでしょう。自分を育てている場合は人の見えないところで努力をし、自分以外を育てている場合はとても愛情をもって育て上げています。地味なのに力があるという真逆の性質のため、情が厚いのですが、人知れず孤独を感じています。また、愛情が深い反面寂しがりやの一面も。野菜を育てるには厳しくしたほうが美味しくなる・・というように、己もまた、厳しい環境のほうが自分の度量が肥えていきます。真面目で控えめな性格から決断するということは少し苦手。ただし、一度決めたら大成するまでやりとげます。

己未

つちのとひつじ と読みます。

夏の砂場です。乾燥して湿りけがなくサラサラしています。その性質のため、さっぱりとして女性でもドライなタイプです。風にまうように自由なところもあります。一切の湿りけのないさっぱりした人です。

己未の性格は、上記のことからさっぱりしているのでゴマをすったりしないところから信用されます。土の性質は引き継ぐのでドライでありながらも、真面目で、着実に事をなしていきます。慌てふためかない冷静さは、淡々と目的を遂行するのに向いています。サラサラとしていて表向きは自由で飄々としていながらも、内面は強い信念を持ってぶれません。そのため、本人が望めば出世もしやすいです。着実に上を目指しています。

羊刃(ようじん)※日柱天干×α柱:支

羊刃とは羊という字があてがわれていますが、もともとは「陽」という字をあてがっていたものです。刃という字と合体されるようにいわゆる「武器」のような鋭い状態です。やりすぎ・過ぎたるという意味もあり「武器」ですので自分を強くするものですが、使い方によっては「吉」とも「凶」ともとれる使い方を選ぶものです。十二運では帝旺or冠帯と一緒になるのでパワーとしては甚大です。羊刃は武器なので偏官(武将)と共にあるのを好みますが沖・刑は嫌います。

よく働くパワーのある星なので、男性が持つと仕事では吉となる場合もあるでしょう。

時柱>年柱>月柱>日柱の順で強く発揮されます。

<出し方>

※陽の日干

甲--卯→羊刃

丙--午→羊刃

戊--午→羊刃

庚--酉→羊刃

壬--子→羊刃

・・・・十二運帝旺となる。

※陰の日干

乙--辰→羊刃

丁--未→羊刃

己--未→羊刃

辛--子→羊刃※

癸--丑→羊刃

・・・・十二運冠帯となる。

己酉

つちのととり と読みます。

秋の肥えた土地をさらに広げていく情景です。まだ未開の地を楽しく耕して様々な発見をします。楽しい事もあれば、未開の地なので苦労もあります。

己酉の性格は、上記のことから今あるもの+αをするのが巧みです。物事をとりまとめて、さらに開拓していきます。広い視野があると言えそうです。むやみやたらに耕すのではなく、効率・生産性などを広い視野から的確に状況判断し、おし進めていきます。開拓するためには知識と行動力どちらも欠かせません。己酉はどちらも兼ね備え得ています。そのため、知らないうちに成功していた・・・という場合が多いのも特徴です。

 

己亥

秋の刈り取られた後の土です。作物は刈り取られた後で寒さに直面しています。土の性質は寒さで湿っており今からまた肥えるための準備中です。

己亥の性格は、地味で真面目な部分と、プライドが高い部分が両方あります。表向きは刈り取られた後の土なので殺風景なのですが、土の中ではプライド(根野菜)がまだまだ育っています。じっくりこっそり自分の内面を育てているので、集団生活よりも自分の内面・精神などを充実することに目を向けています。決して派手さはないのですが少し気が難しいタイプかもしれません。ただプライドをもつことは悪いことではないので、少しばかり表面を繕う知識を入れればバランスがとれ。内面がますます磨かれます。

異常干支にあたります。説明はこちら↓↓↓↓

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